30年ぶりの卓球(ラージ)

 30年ぶりに卓球の練習を1時間半しました(ラージ)。頭の中では30代半ば、年齢とのギャップを考えず、かなり動き回り、おかげで今日は体ボロボロ。

 ラージ卓球は表ソフトラバーだけが使用でき、私はもともと中ペン表ソフトだったため、甘く見ていました。

 ボールの直径が4mm大きくなり、重量も軽くなりました。この差は大きかった。ある程度台から離れると、重力に負けて、急に沈んだりする。

 同年齢ぐらいの女性が、フォア前に軽いカット性ショーブの後、バック奥にバックナックルで攻めてくる、えぐい前後左右の揺さぶりの洗礼。

 得意のサーブが効いて球が浮くも、スマッシュできず、ポツリ「とにかくラリーを続けることが、コツ」とのこと。奥が深そう。

一体なぜだろう

 卓球男子のレジェンド水谷氏は、昨日の卓球女子団体戦、第一試合のダブルス最終セット終盤「9-5から逆転負けは痛すぎる…技術なのか戦術なのかメンタルなのか」とコメントしています。

 まさに同感です。この試合を手中に収めれば、好調のエースポジション平野の奮闘で、別のゲーム展開になった可能性があります。

 私の世代で中国卓球というと、ペンホルダー前陣速攻というイメージですが、河野満選手と世界選手権男子単決勝を争った郭選手あたりから、ドライブ前・中陣が出てきたような印象です。

 話は戻りますが、鍛え抜かれた体、技術・戦術、メンタル。残る要素は「確実性(確率)」と私は考えます。AI等を駆使し、この面でも相当工夫しているのではないか。現在、中国トップ選手は全てシェークハンド。これも考え抜かれた結果か。

樊振東選手と互角に

 昨日の張本、平野選手は惜しかったですね。張本選手の敗戦後の前向きなコメントには感心しました。今後の飛躍に期待したいところ。平野選手の号泣するのでなく、少し涙ぐんだのが可憐でしたね。平野選手がサービスに入るとき、一瞬ゾーンに入ったような姿が素敵です。

 さて、CCTV5を観ると、地元フランスのルブラン(LEBRUN Felix 17才)選手が樊振東選手といい試合をしていますね。中国はペンホルダー前陣速攻、欧州はシェークハンドドライブというイメージでしたが、今回は逆のパターンです。結果は 4-0 で樊振東選手のストレート勝ちでした。

Quiet Please !

 世界卓球団体女子決勝、優勝まであと一歩でしたね。孫選手の格上の実力をみせつけられました。体力、技術もさることながら、中国選手のメンタルの強さには毎度感心させられます。

 平野選手のサーブをするときのゾーンに入ったような表情が素敵ですね。早田選手はエースの役割を果たし、張本選手は大器の片鱗を見せてくれました。伊藤選手の笑顔が見られたのもよかったです。

 終始笑顔が絶えない日本ベンチ、険しい表情を浮かべる馬琳監督率いる中国ベンチ、対照的でしたね。