コイル型メモリー

 中学生の頃、酒好きだった父の馴染みのスナックから、ジュークボックスをもらいました。スナックから自宅裏まで、どうやって運んだのか定かでありませんが、兄と一緒に運びました。かなりの重さだったはずです。

 中を徐々に分解していくと、縦横に金属製の細い線が交差し、交差した部分に丸いコイル状のものが、嵌っていました。

 後々、コンピュータの歴史を学習したときに分かったのですが、それは、レコードをかける順序の記憶装置だったのです。もっと突っ込んでのめり込めば、もしかすると日本のビルゲイツだったかも。

 雨ざらしの上、電源部分のトランスが大きく、下手に触ると事故る可能性もあり、ほっておいたところ、いつの間にか業者に引き取られていました。

 中学時代、部活帰りに仲間と立ち寄ったぜんざい店にジュークボックスがありました。当時「ナオミの夢」(ヘドバとダビデ)や、「ノックは3回」(トニー・オーランド&ドーン)が流れていて、ずしんと腹に響く低音を、今も体が覚えています。

 You Tube で聴けます。 Knock Three Times !!!

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