34年振りに試験問題を解く

 令和4年度の司法書士試験を7月16日から解き始め、約5か月で、午前の部、午後の部、それぞれ20問を解きました。蝸牛のごとく遅々とした歩みです。

 途中ではありますが、合格年から34年経っても、「問われている内容、程度はあまり変わらないな」というが正直な感想です。相変わらず、基礎的な知識を中心に問われています。司法試験択一のような論理的整合性等を求めるような出題はありません。

 しかし、基礎的な知識を主に試されているとはいえ、試験科目が11もあります。試験当日に11の皿を上手く回さなければなりません。捨て問が少なく、満遍なく高い正答率で所定の時間内に解答しなければなりません。

 受験期間中、どうしても苦手科目が出てきますが、1~2問の差で合否が分かれますので、穴をつくることはできません。また、好きな科目での試験レベルを超えた学習への没入に注意。そういう余裕があれば、苦手科目の克服に充てましょう。

 書式問題につては、あくまでも印象ですが、私が受験した時よりも、素直な出題になっていると思います。昔は、あまり見たこともないような先例をもとにつくられたもので、試験会場はさながら出たとこ勝負の丁半博打、鉄火場さながら。

 合格率だけでみると資格試験としては難関の部類ですが、所定の学習を積み重れば、合格は可能かと思います。なお、情報過多に注意。受験が長くなった方は、学習内容・方法の見直しをしては。個々の受験生によって、学習環境は様々と思いますが、3~4回受験での合格を当面の目標に。

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